水温関係の暇人さん 2003.08.15

今回は、LLC交換(ファンスイッチ交換含む)、エアクリーナ交換、
水温計取付の3部構成です。

7月12日
今年は冷夏なのか? 夏らしく、気温が上がらないんだけど、暑い日は暑い。
CBのエンジンは、ブン回して走った後で、渋滞にハマると中排気量とはいえ
それなりに熱くなる。
だけど、ラジエータファンは、相変わらず回っていないようだ。

そこで俺は、バイクの夏バテ防止に、冷却水(LLC/ロングライフクーラント)を
交換する事にした。


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 夏バテ防止に、LLC交換開始



こちらは既に、バテ気味ですな。


LLCを交換する前に、以前注文してたエアクリーナーが
届いてたので、フューエルタンクを外したついでに交換する。
\2800也
メーカー指定では、4万キロ毎に交換。
写真の左側は、3.5万キロ走行時。
右側が新品。
交換が終了して、走ってみると
思ったより加速が良くなって驚いた。

※CBのエアクリーナーは、ビスカス式となっておりまして
  清掃&再使用はできません。


次に、ウォーターポンプの蓋に
ついている冷却水ドレンを開けて
古いLLCを抜き取る。

ドボドボ〜ッと勢い良く出てくる可能性が
あるので、注意しよ〜う。


LLCは、毒性があるので、皮膚や服に付かないように気をつけましょう。


さて、LLC交換作業の再開。

まずは、ラジエータキャップを外すのことよ。

冷却水のリザーブタンクは空に近い状態
だった事からも判るように、
ラジエータキャップを開けてみても
そこからLLCは見えなかった。
相当減ってるみたいじゃのぉ。

ラジエータキャップを開ける時は、エンジンが充分に冷えてる事を確認して行う。
熱い時に開けると、LLCが噴き出して、大ヤケドするぞぉ〜。


注意したんだけどさ...

やっちゃったよ (汗)


ウォータポンプ蓋についてる
冷却水ドレンから、古いLLCが抜けきったら
次は、シリンダージャケットに残ってる
LLCを抜き取るんだジョーっ!

明日の為に
抜くべし!抜くべし!

写真の4番シリンダーから抜けきったら
今度は、反対側の1番シリンダーからも

抜くべし!抜くべし!


古いLLCを抜き取ったら
お次は、新しいLLCを入れるんだけど、
今回俺は、薄めて売っているタイプ
(そのまま注入する)ではなく、
LLCの原液(350円くらい)を買って
きて、水道水で薄めて使う事にした。


おっと!
その前に、リザーブタンクに残ってる
古いLLCも抜いておかなきゃ。

と、リザーブタンクを見ると、汚れが
こびりついてて汚い。
なので、取り外して中に砂を入れて
激しくシェイクして、汚れを取って
水洗いした。


そういえば、この前
動作が怪しいと思われる
ラジエータファンスイッチを交換しようと
注文したんだった。

冷却水を入れる前に、こちらも交換だ。

これは、Assyで3200円。

100と刻印されてるので、水温100℃で
ファンが回るようだ。


緩めたドレンボルト(3ヶ所)に、
新品のドレンワッシャー(1ヶ100円/高ッ!)
を組みこんで、しっかりと締める。

そして、ようやく新しいLLCを
入れる事になる。

LLCの濃度は、使用する地域によって
異なるんだけど、それは冬季間
凍結しないように調整するため。

冬の間は、バイクに乗れないので、冷却水を抜いとけば
LLCの凍結によるエンジンのシリンダーブロック割れなどを防げるんだけど、
抜くのがめんどクサイので、LLCの入れっぱなしにすべく
LLCの濃度を、最低気温−25℃を想定し、
水道水に対してLLCを35%の割合にした。

CB400SF H-VtecのLLCの量は総量1.9Lなので
水道水(軟水)は1.23L 、 LLC原液の量は0.67Lでブレンド。


新LLCの注入開始。

一気に入れると、口元から噴き出すので
注意しないとならない。


なんて言ってる俺は、
何度もあふれさせたさ (汗)

注入口まで入れたら、ラジエータキャップをはめて、
エンジンをかけて、LLCを循環させて
中に溜まったエアーを抜かないとならない。


エンジン始動っても、フューエルタンクを
外してあるので、この前買った
ガソリン点滴装置をフューエルホースに
繋いで、エンジンを始動する。


ここで、ガソリン点滴装置のホースニップル径と、
車体のフューエルホース径が合わず、
終始手で押さえていたのは、ここだけの話 (恥)

漏れる〜漏れるよ〜ガソリンが〜! 火気厳禁!

なんどか軽く空ぶかしした後、1分程アイドリングさせて冷却水の循環。

そしてエンジンを止めて、ラジエータキャップを外すと、
「ポコポコポコ〜っ♪」と空気が抜ける音が聞こえてくる。
空気が抜けた分、LLCの液面が下がるので、また口元まで、
先程薄めたLLCを入れる。
そして、ラジエーターキャップをしてエンジンかけてエア抜き。
これを何度か繰り返して、完全に冷却水ラインからエアーを抜く。


空ぶかし&アイドリングしても、
ラジエータキャップ口元までLLCの液面があったらエア抜き終了。

PS.作業の際、こぼれないように、タオルとかで保護しとこう。

キュー○イのー青汁ッ♪


最後に、リザーブタンクが上限になるように
薄めたLLCを入れて、LLC交換作業終了。




それから....

走った

走った

走った

CBのエンジンは、夏バテすることなく快調だ。

だが、しかし....相変わらずラジエータファンが回らんのぉ〜 (汗)


走った


俺のCBの水温は、いったい どーなってるんだろ?

いろいろ考えた結果、俺は水温計を付ける事にした。

03/07/20

03/07/21

03/07/27

03/08/01

8月5日 水温計取りつけ

今回購入したのは、POSHの7千円のやつ。
ちょっと大きい気がするなぁ〜。


水温計パネルの取りつけ用に
ステーを作った。

アルミかステンレスの板金で作ろうと
思ったけど、手元にあった塩ビの板で
でぃやぁ〜ッ!と、やっつけ仕事のように
一気に作ってしまった。

多分、これで大丈夫だろ。


ステーの取りつけは、こんな感じ。
どこに取付するか?
かなり悩んだなぁ〜。


水温計パネルの取りつけ。

本体裏に、マジックテープが付いてて
それで貼り付けとなる。


8月9日 水温(サーモ)センサーの取りつけ

まだ水温計そのものは、動作していない。
水温センサーをエンジンに取りつけしてなかったのだ〜。
飲み会翌日でちょっと疲れが出てるけど、今日で全てを仕上げるぞぉ〜。

水温センサーは、CBに付いてるのを使おうと思ったけど、
動作仕様が(水温による電気抵抗値)異なる為、POSHの水温計に付いて来た
水温センサーと交換しなければならなかった。


まずは、水温センサーに、シールテープを巻く。(LLCの漏れ防止)
巻き方は、ネジ部先端のネジを1山から2山残して、
ひと巻き半から2巻き程度にする。

これは、ネジがすんなりと入っていくようにする為。
シールテープは、ぐるぐる巻きすぎるのは良くないです。

あと、基本的な事だけど、ねじを締めても
シールテープが剥がれない向きに巻きましょう。



サーモスタットについている純正の水温センサー
を外して、先程シールテープを巻いた
水温センサーを取りつけた。

純正の水温センサーは、
CBの電装回路図を見ると、水温警告灯に
繋がってるだけで、
外しても実用上なんの害もない。

なので、外した水温センサーとその電線は
他のハーネスにインシュロックで留めといた。


実は...サーモスタットからサーモセンサーを外す時
                 LLCが漏れたんだよねぇ〜。
不足分のLLCを入れて、またエア抜きしなきゃ。


LLC補充&エア抜き完了で、作業終了。


水温計は、正しく動作している。
100km/h程で巡航すると、この時期の水温は80〜83℃でした。

この日は、これから雄物川の花火大会を見に行くので、急いで支度して出発。
秋田市内に入ると、案の定、大渋滞。
水温計がどんどん上がっていく。
...99.9℃になった! そして...「H」の表示が出て数時が消えた。

あれ?(汗) この水温計は、100℃以上は計測できないようだ (ガ〜ン!)

そこで、ふとラジエータファンの動作温度100℃が頭に浮んだ。
ちょうど信号待ちで停車してたので、ラジエータファンを覗きこんでみると

ファンが回ってるでわあーりませんか!!

(祝) おめでと〜 ございます♪ (祝)

  いつもより多く回しております

LLCも交換が終わり、ラジエータファンも回った事だし
これで、CBは夏バテ知らずじゃ〜 ハッハッハ。

といったところで、水温関係の暇人さん完結

その頃 犬の三郎さんは...

夏バテで、完全にグロッキーだった。