探知機の暇人さん2 2005.05.08(日)

ゴールデンウィーク最終日。
なんか朝から腹がメチャ痛い上に、天気が今ひとつで寒いっス。
だからと、ぼけ〜と一日を過ごすのはもったいない。

久々に何か工作しちゃおっかな〜?
てなこって、本日はレーダー探知機のステーを作る事にした。


材質はPET(板厚2ミリ)です。
ハサミで切って、冷間曲げ。
その後、下の端っこに切り込みを入れて
熱湯に漬けて柔らかくしてから、
空き缶を使って曲げました。

これは、メーター周りの曲線にフィットさせる為です。


ネオプレーンスポンジ(防振、密着性向上)
ベルクロテープ(脱着可能にする)
クリアーボンドを使って、
探知機を取り付けてみた。


車体へは両面テープで取り付け。
ソーラー充電タイプなので、配線は不要。

運転席より 〜 矢印部分の曲げがポイント



体調がイマイチだったけど、少し回復したので実走テスト。
最寄のおービスで試験してみた。

上体を起こして(通常姿勢)、60km/hで近づくと
警告音が聞こえてきた。
スクリーンに伏せると、エンジン音で良く聞こえない(汗)
                         (油冷エンジンだから?)

警告ランプはLEDの輝度が足りないようで、日中は確認できず。
夜だったら良く見えるんだろうけど...。

予算があったら、警告ランプと警告音が強烈なのを買いたいです。

【今回の作品のについて考察】
実使用はまず問題なく、役に立ちそうだ。
だけど、美観はいまひとつ。

そこで俺は、まったく別の方法を考えた。

以前、部品の型取りに使おうと買った樹脂粘土。結構な硬度に固まる上に、柔軟性もある。
固まる前は、ねばり気が少ないのでパテとしては不適。
しかし、その特性から型取りには使えた。
今回は、これで探知機の土台を作る。(固定は両面テープ)

※ハイクレイは、文具屋・画材屋さんで買えます。

BANDIT1200Sのメーター周りは、複雑な曲面で構成されており、
レーダー探知機付属のステーでは、上手く固定できない。
付属のステーは、スクリーンに吸盤で貼り付けることもできるけど、
これは見た目がいまひとつで、走行中に深く伏せたときに視界を妨げる。

なので、このハイクレイという樹脂粘土でメーター周りの型をとりつつ
それをもって、レーダー探知機のステーとする事にした。


メーター周りに紙粘土がへばり付かないように
念の為、キッチンラップを敷いて、その上にハイクレイを適量置いて
形を作っていく。


おおよそ形が出来上がったら、そこへ探知機を置いて
上から押さえつけて、ハイクレイに探知機の底面の形を成型する。
(プラ用パテで行った場合、探知機が接着されるので注意!)


探知機の底面の型がとれたとこで、もういちど形を整える。


作業がここまで来ると、少し硬化が始まるので
一旦、車体から取り外して、カッターナイフやパテヘラを使って
縁を切って、大雑把な仕上げをしておく。


この状態で、24時間放置。完全硬化を待ちます。


24時間どころか、3日経ってようやく硬化した感がします。
バイクに装着してみたところ、かなり良い感じです。
だけど、探知機を取り外したときの見栄えが悪く
(シワが多くて、やすりがけでもダメ)
これは、ボツ作品となりました。
ハイクレイは、俺にとっては難しい材質だった。

作戦変更


もう、これで行くしか無いだろう。


取り付け予定場所に、マスキングテープを隙間なく貼る。


マスキングテープを貼った場所へパテを肉盛りしつつ整形する。
なんとなく形ができたら、プラ板を上から押し付ける。
バイクを正立させたときに、このプラ板が水平になるように調整。(重要)
※マスキングテープを使わずパテ盛りすると、メーター周りに接着されちゃうので、注意!!
そして乾燥待ち。24時間放置。


乾燥したところで、おもて側をサンダーを使って形を整える。
やすりやサンドペーパーでの仕上げは面倒なのでやらなかった。
ウラ側は、メーター周りの型がしっかり取れてるので、いじらない。
プラ板を使って水平にした面もそのまま。



もどる

プラ板を用意する。材質はPET。
ハサミで切った切り口は、鋼尺のへりで擦ると
なめらかになります。


探知機の裏側は、でこぼこしてるんだけど・・・


探知機、プラ板ともにマジックテープを両面テープで貼り合わせると
裏側のでこぼこをかわす事ができました。


パテで作った土台の上下面に両面テープを重ならないように隙間無く貼る。
はみ出た分は、ハサミでカット。



パテの土台を真っ直ぐ向くように貼り付ける。

できたら先ほどのプラ板を探知機から取り外し
これまた真っ直ぐになるように、このパテの土台の上に貼り付ける。

プラ板の上のマジックテープに探知機のマジックテープを合わせて
取り付け完了。
ここでグラグラした場合は、パテの土台とプラ板をパテで繋げるか
両面テープを剥いで、接着しちゃえば良いと思う。

パテの土台は、一旦取り外して黒く塗装しようかな。


前から見ると、こんな感じ。
銀色だった探知機は、黒く塗装してみたけど
この塗装は色ツヤともに失敗したみたいだ(汗)


終わってみれば、なんでもない工作なんだけど
ここにたどり着くまで試行錯誤の連続だったなぁ。
仕事中も、どうやって取り付けよう?なんて考えつづけてました。
あ〜 やれやれ。

2005.05.12(木) 作業終了