ブレーキホースの暇人さん BANDIT編
2004.06.13(日)


BANDIT1200Sのブレーキホースは、握りこんでいくと強い油圧でほんの少し膨張する。
この為ブレーキを掛けたときのタッチは、「グニュッ」とした感じ。
これはこれで良いと思う。
だけど俺は、「カチッ」としたタッチにしたくてメッシュホースの購入を考え始めていた。
そこへ、菅生に行ってたほっそさんから「いま菅生の出店でメッシュホースがバーゲンしてるよ」
と連絡があって、「ナイスタイミング!」と思った俺は買ってきて貰いました。
なんと、ステンメッシュホース80cmが1本2000円!!
純正ホースは、1本から2本へ分れる分岐式だけど、
今回はマスターシリンダからキャリパーへ各々配管する2本ストレートとしました。


【取りつけ作業にあって用意したもの】

・メッシュホース2本
・エアフリーバンジョー 1個 (グッドリッチタイプ P1.0)
・DOT4ブレーキフルード(ボトル半分でOK)
・アルミワッシャー 7個
・バンジョーボルト 2個 (グッドリッチタイプ P1.25)
・配管内のエア抜き用シリンジ(注射器)とホース
・アルミのアングル (ステー製作に使用)

純正のブレーキホースのフィッティングの大きさは、EARL’Sのものと同じ。
マスター側のバンジョーボルトは、去年まちがって買ったエアフリーバンジョーを使用。
なぜか材質はチタンだ。(意味無ぇー!高いだけ。 それを間違って買った俺)
実はエアフリーバンジョーを使いたくなかった。構造が複雑な分、トラブルになる可能性が大きい。
普通の2連バンジョーボルトを使おうと思ったら、EARL’Sタイプしかなかった。
新しく買ったメッシュホースのフィッティングは、グッドリッチのものと同じ。
キャリパー側のバンジョーボルトは、純正のものをそのまま使おうと思ったけど
この理由で無理。
アルミのボルトは強度的に不安なので、使いたくないけど
家に在庫があったアルミのグッドリッチタイプのバンジョーを使用する事にした。

<ポイント>
BANDIT1200のマスター側のバンジョーボルトのピッチは 1.0
キャリパー側のバンジョーボルトのピッチは 1.25 

アイテムをいろいろ揃えたところで、さっそく組み付けに掛かりたいところだが
その前に、ホースのステーを作る事にした。
純正部品を参考に、フロントフォークのボトムケースをスケッチして構想を練る。

最終的に この形で決定。 材料は、アルミの不等辺アングル t2×15×30


今回製作したホースステーの最終図面


製作開始
ほんとは会社のフライスを使って削りたかった


プロトタイプ完成
ジグソーとサンダーで作ったので
見た目があまり良くない(汗)


取り付けると、こんな感じ


純正ホース取り外し
手順は、CB編と同じなので省略 ( ̄∇ ̄;

今回は、ブレーキフルードがかからないように
新聞紙でカバーしました


順番が前後するけど
純正ブレーキホースの取りまわしだと
ブリーダーバルブの開け閉めがヒジョーにやり難い。


メッシュホースを取りつけた。
ブリーダーバルブの開閉は、とってもやりやすくなった。


あまり使いたくなかったエアフリーバンジョー。
上部のエア抜きは、フルードタンクの蓋をあけてポンピング。
まったく意味ないなぁ(笑)


メッシュホースの取付が終わり、エア抜き、漏れ点検も済んで
試走に行ってから
マスター側のホースの取りまわしや、カウルステーとの干渉など
気になった所を直す。 ...だが、なかなか納得いかず。
妥協も必要だ。 まずまずって感じになったらOK。


最後にホースステーに留め穴を追加し、
ホースに負担がかからない角度に曲げて完成。

ページの上の方に掲載した図面は、この最終形状です。
(曲げ寸法は考慮していません。現物合わせの曲げ)
ステーは、もうちょい長くしてもよかったかな?

メッシュホースにしたらブレーキのタッチが
カチッとした感じでベリーグ〜。


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